世界一安全な交通社会をめざして
私ども全日本交通安全協会は、交通の危険防止のため、交通道徳の普及高揚を図り、もって交通秩序の確立と交通安全の実現に寄与することを目的として、昭和36年1月10日に内閣総理大臣から財団法人の設立許可を受け、(平成25年4月1日に「一般財団法人」へ移行)、交通安全思想の普及啓発、交通安全教育の推進、交通安全教育指導者の育成、交通安全表彰の実施等の交通安全活動を全国的に推進しています。
昭和30年代に自動車交通が急成長期に入り、それに伴って交通事故も急増し、昭和45年には、交通事故死者が1万6,765人に達しましたが、官民による総合的な交通安全対策が講じられた結果、交通戦争といわれたピーク時の6分の1以下に減少させることができました。
しかしながら、今なお多くの尊い命が交通事故で失われていることには変わりなく、交通事故は国民の安全・安心を脅かす最大級の災禍であり、私たちの日常生活は「交通事故の危険と背中合わせ」であると言っても過言ではありません。
第11次交通安全基本計画における「令和7年までに交通事故死者数を2,000人以下とし、世界一安全な道路交通を実現する」との政府目標を達成するため、全日本交通安全協会は、今後とも、国民の交通安全意識の高揚、交通安全教育の実施等の事業を推進してまいります。
交通安全は私達一人ひとりの最も身近で日常的な問題であり、交通安全の主役は皆様方お一人おひとりです。今日よりも明日、明日よりも明後日、交通安全が日々向上していきますよう、国民の皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げます。