事業

主な事業 : 1. 交通安全思想の普及啓発

(1) 交通安全国民運動中央大会の開催

交通事故の防止は、国民一人ひとりが交通道徳を高め、交通のルールを正しく守って、交通事故を防止しようという自覚と実践が伴わなければ、その目的を達成することはできません。この趣旨から、関係行政機関、特に地方自治体の関係者、道路運送事業者、運転者、企業の安全運転管理者、女性、子供など広く国民各層、各分野を網らした「交通安全国民運動中央大会」を、毎年1月に開催しています。

第1回大会は、(財)全日本交通安全協会設立直後の昭和36年1月19日に、東京の日比谷公会堂で皇太子殿下(上皇陛下)の御臨席を仰ぎ、内閣総理大臣ほか関係大臣などのご列席のもとに、全国から2,000人余の代表者が集まって盛大に開かれました。以来、毎年年頭に当協会が主催(平成16年から警察庁と共催)し、内閣府、文部科学省、国土交通省の後援で開催しています。

中央大会では、皇族のおことば、内閣総理大臣など来賓のご祝辞、交通栄誉章等の表彰、大会宣言等があり、また、この中央大会の前日には、地域・家庭部会、交通安全教育部会、企業部会の三部会で分科集会を開催し、その討議結果を大会宣言に盛り込み、その年の国民運動の推進と交通事故防止の活動重点としています。

第1回大会(昭和36年)

第1回大会(昭和36年)

秋篠宮さまのおことば(第65回大会 令和7年)

第65回大会(令和7年)

(2) 全国交通安全運動の共催

我が国交通安全運動史上画期的な「全国交通安全運動」は、昭和23年12月10日から1週間、国家地方警察本部主催、全国の自治体警察、文部省、運輸省の協力で実施されました。

全国交通安全運動は、昭和36年から、それまでの「秋季全国交通安全運動」を「秋の全国交通安全運動」と呼称することになり、さらに翌37年春の運動から政府の交通対策本部が中心となって推進することとなりました。昭和51年6月に交通対策本部が春(4月6日~15日)、秋(9月21日~30日)の運動期間を指定して現在に至っています。

当協会は、その前身の日本交通安全協会が昭和27年秋の全国交通安全運動の主催団体に加わって以後、一貫して参画し、都道府県交通安全協会と協力して交通安全運動のキャンペーンや交通安全ポスター、チラシの作成・配布など積極的に運動を推進しています。

全国で交通事故防止を呼びかける

全国で交通事故防止を呼びかける

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