第47回二輪車安全運転全国大会結果
団体優勝は埼玉県チーム

「第47回二輪車安全運転全国大会」が、8月2日と3日の2日間、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催され、団体では埼玉県チームが優勝しました。

この大会は、二輪車運転者の安全運転技能と交通マナーの向上を図り、交通事故を防止するため、「二輪車安全運転全国大会」(女性クラス、高校生クラス、一般Aクラス、一般Bクラス)として昭和43年から毎年開催されています。

第1回大会は「二輪車安全運転コンテスト」として始まり、昭和48年の第6回大会から「二輪車安全運転全国大会」と改称、当協会(二輪車安全運転推進委員会)が主催し、内閣府、警察庁、文部科学省、日本二輪車普及安全協会、日本自動車工業会の後援、三重県警察本部等の協力、全国軽自動車協会連合会等の協賛で開催しています。

全国大会に出場できる選手は、毎年4月から6月ころにかけて開催される都道府県大会に出場して選ばれた各クラス1人ずつの計188人(4クラス)です。

本年の第47回全国大会は、都道府県大会で優秀な成績を収めた各クラスの代表選手185人により、安全運転技能が競われました。

出場選手の最年長は、男性が56歳(一般Bクラス)、女性が52歳(女性クラス)、最年少は男性が17歳、女性が16歳(ともに高校生クラス)でした。また、夫婦で出場した選手が1組(三重県)、親子で出場した選手が1組(和歌山県)おりました。

開会式、会場風景

開会式での全日本交通安全協会野田健理事長のあいさつ(左上)、選手宣誓(京都府上村武志選手)(右上)
全国の選手が健闘(左下)、記念パレード(右下)

1日目(8月2日)

正午から開会式と審判・選手ミーティングが行われ、午後1時30分から鈴鹿サーキット交通教育センターのコースで競技が開始されました。

競技は、各クラスに分かれ、法規履行走行では一時停止、進路変更、合図、右左折等法規履行の状況を、技能走行では、技能コースに設けられたブレーキング、コンビネーションスラローム、スラローム、コーナーリング、応用千鳥走行、ストレートブリッジ、傾斜地走行(雨のため1日目は中止)、悪路応用走行、ブロックスネーク、レムニー走行の10の課題を競いました。

競技終了後、選手は三重県警察本部の白バイ隊員の先導で国際レーシングコースの体験走行を行いました。また、午後7時からは、選手・関係者が参加した夕食パーティが開かれ、親交を深めました。

2日目(8月3日)

前日に引き続き、午前8時から各クラスに分かれて競技が行われました。

午前中で競技は終了し、正午から、三重県警察本部音楽隊の演奏に合わせて選手全員で国際レーシングコースをパレードした後、メインスタンド前に集合して記念式典が行われました。式典では、全国二輪車普及安全協会の福井威夫会長から挨拶、三重県警察本部の大賀眞一本部長から祝辞がありました。

表彰式は午後1時30分から行われ、団体優勝した埼玉県チーム及び各クラス優勝者に警察庁長官・全日本交通安全協会会長連名の賞状等が贈られました。

また、高校生等クラスで優勝した小菅凌選手(神奈川県)には、文部科学大臣賞状も贈られました。

このほか、団体入賞チームや各クラス入賞者にそれぞれの賞が贈られました。(団体入賞チーム、各クラス入賞者は後掲)

<主催> (一財)全日本交通安全協会 二輪車安全運転推進委員会
<後援> 内閣府、警察庁、文部科学省、(一社)日本二輪車普及安全協会、(一社)日本自動車工業会
<協力> 三重県警察本部、(一財)三重県交通安全協会
<協賛> (一社)全国軽自動車協会連合会、(一財)日本モーターサイクルスポーツ協会、
(一財)日本交通安全教育普及協会、(一社)日本自動車整備振興会連合会
団体優勝した埼玉県チーム

団体優勝した埼玉県チーム(左から、一般Aクラスの林純平選手、一般Bクラスの高梨遼太郎選手、高校生等クラスの小熊一輝選手、女性クラスの大江りか選手)。

優勝した埼玉県チームには、警察庁の直江利克運転免許課長から警察庁長官と全日本交通安全協会会長連名の賞状と優勝旗、優勝カップが、全日本交通安全協会の野田健理事長から金メダル、日本自動車工業会二輪車特別委員会柳弘之委員長から委員長賞の楯が贈られました。

各クラスの優勝者

各クラスの優勝者(左から、一般Bクラスの本田和幸選手(熊本県)、一般Aクラスの中村永選手(千葉県)、高校生等クラスの小菅凌選手(神奈川県)、女性クラスの真鍋智香選手(三重県))。

各クラスの優勝者には、警察庁の直江利克運転免許課長から警察庁長官と全日本交通安全協会会長連名の賞状と優勝カップが、全日本交通安全協会の野田理事長から金メダル、日本二輪車普及安全協会福井威夫会長から記念品と副賞(プロテクター付きジャケット)が贈られました。また、高校生等クラス優勝の小菅凌選手には、文部科学大臣賞状が野田理事長から贈られました。

■団体入賞チーム、各クラス入賞者は次のとおりです。

【団体入賞チーム】
順位 都道府県 得点
優勝 埼玉県 3,900
2位 兵庫県 3,865
3位 三重県 3,835
4位 東京都 3,820
5位 千葉県 3,800
6位 岡山県 3,795
7位 宮城県 3,795
8位 神奈川県 3,790
【各クラス入賞者】
女性クラス
順位 都道府県 氏名 得点
優勝 三重県 真鍋 智香 995
2位 滋賀県 石井 マリエ 985
3位 埼玉県 大江 りか 985
4位 岡山県 岸本 京子 980
5位 島根県 野々内 由美 980
6位 新潟県 大越 池峰 980
7位 東京都 宇都宮 恭子 975
8位 兵庫県 北 由紀子 970
高校生等クラス
順位 都道府県 氏名 得点
優勝 神奈川県 小菅 凌 990
2位 宮城県 早川 直也 985
3位 沖縄県 渡嘉敷 海志 980
4位 兵庫県 鎌倉 裕太 980
5位 三重県 上野 晶 980
6位 大分県 秋元 祐樹 980
7位 島根県 福原 恭平 975
8位 熊本県 溝部 玄樹 970
一般Aクラス
順位 都道府県 氏名 得点
優勝 千葉県 中村 永 995
2位 三重県 真鍋 彰夫 990
3位 岡山県 吉田 慎司 985
4位 埼玉県 林 純平 985
5位 長野県 小谷 昇司 980
6位 兵庫県 小谷 隆雄 980
7位 大阪府 川口 晋史 980
8位 愛知県 田中 巧 975
一般Bクラス
順位 都道府県 氏名 得点
優勝 熊本県 本田 和幸 980
2位 埼玉県 高梨 遼太郎 970
3位 富山県 藤野 人志 950
4位 東京都 三浦 透 945
5位 宮城県 熊谷 浩次 945
6位 千葉県 速永 慎太郎 945
7位 滋賀県 原田 麻史 940
8位 静岡県 石井 一久 940

※同点の場合は、順に法規履行走行の得点、Bブロックの得点合計、コンビネーションスラロームの所要タイムにより順位を決定した。

【過去10年間の団体優勝チームと個人優勝者】
回数 開催日 団体
優勝
個人優勝
女性クラス 高校生等クラス 一般Aクラス 一般Bクラス
38 H17.8.6
~7
富山 静岡 滝澤真希 埼玉 藤原福司 福島 渡邊佳輝 千葉 半田義信
39 H18.8.5
~6
富山 富山 中田智子 神奈川 吉田直人 福島 百濟真 静岡 鈴木章浩
40 H19.8.4
~5
東京 愛媛 西本美和 山口 前田大祐 北海道 澤田修一 富山 細木実
41 H20.8.2
~3
埼玉 熊本 山下美奈子 埼玉 人見達也 愛知 鳥居剛也 静岡 漆原宏輔
42 H21.8.1
~2
東京 島根 友定宏美 東京 片岡美樹 愛媛 東健悟 千葉 曽我野浩二
43 H22.7.31
~8.1
東京 東京 永田真由美 大阪 川口晋史 富山 安川祐樹 長野 木村耕
44 H23.8.6
~7
千葉 福岡 八木楓 埼玉 高梨遼太郎 茨城 菊池英雄 東京 峰尾豪
45 H24.8.4
~5
東京 千葉 小杉幸枝 長崎 上野真之亮 東京 西村大希 埼玉 大木隆次
46 H25.8.3
~4
京都 京都 橋口雅美 滋賀 岩崎準史 神奈川 小倉剛 兵庫 橋本広昌
47 H26.8.2
~3
埼玉 三重 真鍋智香 神奈川 小菅凌 千葉 中村永 熊本 本田和幸
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