平成28年春の全国交通安全運動が、さる4月6日(水)から15日(金)までの10日間、全国一斉に実施されました。(交通事故死ゼロを目指す日は4月10日)
春の運動期間中の交通事故による死者数は110人で、前年同期(平成27年4月6日(月)から15日(水))と比べて1人(0.9%)増加しました。
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28年 | 27年 | 前年同期比 | |
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増減数 | 増減率 | |||
発生件数 | 13,105件 | 15,600件 | -2,549件 | -16.3% |
死者数 | 110人 | 109人 | 1人 | 0.9% |
負傷者数 | 16,051人 | 19,252人 | -3,201人 | -16.6% |
死者数0を達成した都道府県は、宮城県、秋田県、新潟県、福井県、京都府、奈良県、和歌山県、宮崎県、沖縄県の9県でした。
反対に死者数の多かった都道府県は、北海道の7人、埼玉県、千葉県、長野県、福岡県の各6人、茨城県、兵庫県の5人でした。
○ 65歳以上の高齢者の死者は62人で、全死者の56.4%を占めています。前年同期と比べて1人(1.6%)増加しました。
○ 15歳以下の子供の死者は1人で、前年同期と比べて2人(66.7%)減少しました。
○ 歩行中の死者は37人で、全死者の33.6%を占めています。前年同期に比べて3人(8.8%)増加しました。
○ 自動車乗車中の死者は40人(構成率36.4%)で、前年同期に比べて6人(13.0%)減少しました。
○ 二輪車乗車中の死者は15人(同13.6%)で、内訳は、自動二輪車乗車中が10人、原付乗車中が5人でした。
○ 自転車乗用中の死者は18人(同16.4%)で、前年同期に比べて2人(12.5%)増加しました。
自動車乗車中の死者40人のうち、シートベルト着用が22人(前年同期比-6人)、非着用が15人(同-3人)でした。
飲酒運転による交通事故の発生件数(原付以上運転者(第一当事者)の「飲酒あり」の事故によるもの)は56件で、前年同期に比べて37件(39.8%)減少しました。また、死亡事故は2件で、前年同期と同じでした。
詳細は、警察庁のホームページを参照して下さい。
全日本交通安全協会は、昭和27年から全国交通安全運動に主催団体として参加し、都道府県交通安全協会等と連携して交通安全活動を積極的に実施しています。
今年の春の全国交通安全運動では、春の交通安全運動用のポスター、チラシを作成して全国に配布するなど、交通事故防止の活動を全国的に展開しました。